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2017年12月10日 (日)

人のやる気を引き出すもの

 「人のやる気を引き出すもの」
アメリカのある会社で行った実験です。
1日の労働成果に対する報酬として「現金」「上司からめったにもらえないほめ言葉」「ピザの無料クーポン券」の3つを提示したところ、社員のモチベーションが最も上がったのはピザ、2位は僅差でほめ言葉だったそうです。
イスラエルの工場でも同じような実験を行なったところ、アメリカの会社と同じ結果が出ています。

実験の初日が終わったときに、従業員のやる気を最も引き出したのは「ピザ」。
次は、上司からの「よくやった」というメール。
最下位は、やはりボーナスで、お金が一番やる気を引き出さなかったということになります。
しかも数日後には、さらに意外な結果が待っていました。
報酬として現金ボーナスを提示されたグループは、
ピザ・ほめ言葉のグループに比べて13.2%も生産性が落ちたというのです。

現金の金額は30ドル。日本円で3000円未満ではありますが、臨時収入は金額によらずうれしいものです
しかし、その効果は一時的でしかないことがこの実験でも証明されています。
好きな食べ物をプレゼントされたり、上司から感謝されたりするのは、
人から与えられるという点では外発的です。
しかし、ここで注目してほしいのは、
「好きなもの」や「感謝」は、「お金」よりもやる気を引き出すということです。
  「与える人」が成果を得る 辻 秀一 著 ワニブックス

アイルランド生まれの冒険家“アーネスト・シャクルトン”
彼は1914年、南極大陸横断に挑戦するんですが、遭難してしまいます・・・
その後、極寒の地で救助を待ち、奇跡的に隊員全員が生還しました。
奇跡ともいえるでしょう。
そのシャクルトン隊長が、ロンドンで隊員を募集した時の新聞広告がこちらです。

求む男子。
至難の旅。
僅かな報酬。
極寒。
暗黒の長い日々。
絶えざる危険。
生還の保証なし。
成功の暁には名誉と賞賛を得る。
この求人広告に、5000人もの男が殺到したといいます。
人を動かすのは、お金だけではありませんね。

盛田昭夫氏と共にソニー創業者の一人として知られる「井深大(いぶか まさる))氏の言葉に、
「仕事の報酬は仕事だ。それが一番うれしい」
というものがあります。
良い仕事をしている人の元には、次から次へ、仕事が舞い込むでしょう。
「お金は後から」ですね



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