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2015年6月 9日 (火)

オンリー1こそ、ナンバー1

  「オンリー1こそ、ナンバー1」
イソップ寓話の「うさぎとかめ」は、二つの人生観を現していると思います。
一つは「ナンバー1志向」、もう一つは「オンリー1志向」です。

まず「ナンバー1志向」を持って生きているのが「うさぎ」です。
うさぎの目標は、とにかく「ナンバー1」になることにありました。
この場合は、かめに勝つということです。
ですから、自分が勝つことを確信したうさぎは、途中で昼寝をしてしまいました。

ところが、「オンリー1志向」を持って生きているのが「かめ」です。
かめの目標は、理性的に考えたらうさぎに勝てっこありません。
しかし、「オンリー1」であることを目指しました。
とにかく自分のベストを尽くしました。
この勝負は、「オンリー1」を目指した「かめ」に軍配が上がりました。

二つの人生観があります。負けず嫌いの「ナンバー1指向」。もちろん悪くはありません。
しかし「ナンバー1」になることだけに目標を持つならば、
うさぎのような結果を招くようになり得ます。
私たちは、ある時は、他の誰かと勝負して勝つことが重要な場合があります。
しかし、同時に持たなくてはいけないのが、その勝負の本当の競争相手は自分自身です。
自分と戦い、自分のベストを尽くすことです。
つまり、「オンリー1志向」です。

かめにとっては、陸上は自分のテリトリーではありませんでした。
これが反対に、水中ということになったら、うさぎのテリトリーではありません。
しかし、そこで「自分が得意とする場所ではないのでやる気にならない!」とは言わないで、
自分のベストを尽くしました。

今の時代、このかめのような生き方、「オンリー1志向」が必要とされています。
もちろん、「ナンバー1志向」は持たないでいいというのではありません。
オリンピックで金メダルをとること、選挙に勝つこと、希望した学校に入学し、
希望した会社に就職し、仕事に成果をだし、成功者になること、
どれもすばらしいことです。

しかし、それが自分のベストを尽くした結果であったということなので、
何倍にも素晴らしいと思います。
私たちも、「ナンバー1」であることを意識しつつも、
大切なことは、いつでも自分のベストを尽くして行くことです。
いつでも自分を磨き、向上しようとする心を持つことです。
その結果として、それがナンバー2であったとしても、
それは、自分のベストを尽くしたのですから、ナンバー1なのです。

必ずしも、「ナンバー1がナンバー1」なのではなく、
「オンリー1こそがナンバー1」なのです。
うさぎとかめのかめからそんな生き方を学んで行きたいものです。



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