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2013年10月12日 (土)

単純なほうを選ぶ

  [単純なほうを選ぶ]  ジェームズ・スベンソン

イギリスの哲学者ウィリアム・オッカムは、
「無用な複雑化を避け、最も単純な理論を採用するべきだ」という原則を打ち立てた。
「オッカムのかみそり」と呼ばれる原則である。

発明家トーマス・エジソンは、この原則を理解し実践していた。
技術者を選考したときの有名なエピソードを紹介しよう。

エジソンは研究所に応募してきた技術者に不規則な形状の容器を渡し、
その体積を求めるように指示した。
技術者が微積分を使って綿密な計算をし、時間をかけて答えを導きだしたのに対し、
エジソンは容器に水を満たし、その水を計量カップに注いで即座に正解を導きだした。
その様子を見ていて技術者は、あっけにとられた。
結局、エジソンはその技術者を採用しなかった。


一見、高等数学を駆使するほうが利口そうだが、
時間と手間がかかるだけでなく計算が間違っていることもある。
それに対し計量カップを使う方法は単純なようだが、より早く正確な答えを導きだせる。

一般に、問題に対してふたつの解決策があるときは、単純なものを選ぶほうが得策である。
なぜなら、真理は単純なものの中に隠されていることが多いからだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチは「単純さは洗練の極みである」と言っている。

また、アインシュタインはこう語っている。
「科学の基本的原理のほとんどは本質的に単純である。
したがって、誰にでも理解できる言葉で表現できなければならない」
  『扉の法則』ディズカヴァー

100円ショップはその単純でわかりやすい価格のため、一気に成功した。
今話題の「俺のフレンチ」は原価率が50%以上という単純なコンセプトで大繁盛している。

非常識な価格や、突飛な提供方法は、「そんなバカなことできるはずがない」とか、
「狂っている」、「それができれば苦労はしない」などと反対される。
それをすれば、多くの人を引きつける単純な理屈なのにも関わらず。


単純なことは、その単純さのゆえに、ほとんどの人が見逃してしまう。
うまくいかなかったときは、もう一度原点にかえり、単純なほうを選びたい。




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